歯を抜かなくてはいけないと言われたが抜きたくない

香川県の咬み合わせ専門歯科

吉本歯科医院の吉本彰夫です。

 

「歯を抜かないといけないと言われた」

「歯を抜かないといけないと言われたがどうしても抜きたくないのでいろいろな歯医者を転々をしてきた」

「歯を抜いたほうがいいかと言われたが抜きたくなくて抜かずに放置している」

 

という方が多くご相談にお見えになります。

抜かずにすむ場合もありますが

「抜かずにおいておくと大変なことになる」場合もあります。

 

『歯を抜歯しなければいけないと診断されたが、どうしても抜きたくなかった

抜かずに歯の治療ができる歯医者を探してるうちに鼻の部屋と口を仕切る硬い壁(骨)に穴があいてしまった

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※これはある患者さんの実際の骨の模型です。

右上に穴が空いている部分があります。

 

 

鼻の部屋と口を仕切る硬い壁(骨)に穴があいてしまっているのがわかります。

「歯を抜歯しないといけないと診断された」でも抜きたくない

お気持ち、痛いほど分かります。

できるだけ自分自身の歯を抜かずにもたせておきたいと

思うのが普通です。

 

 

患者さんによっては、飛行機に乗り何時間もかけて

「ここなら歯を抜かずに治療してもらえるかもしれない」と思われ

「抜かずになんとかならないか」

ご相談にお越しになられる方もいらっしゃいます。

 

 

しかし残念ながら

5~5件以上の歯科医院で診てもらい

「これはもう歯を抜くしかありません」と診断された場合には、

私のところにご相談にお越し下さっても「抜歯はまぬがれない」という

診断になってしまうことが、多いのです。

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まず第一に

なぜ歯を抜かないといけないのか

ということをお話します。

 

もし歯を抜かないと何が起こるのか?

をどうか知って下さい。

 

吉本歯科医院にご相談にお越しくださった方のほとんどが

どうしても歯を抜きたくない

ということだけで間違った選択をされる方が多いのです。

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歯を支えているのは骨なのです。

下の図でいえば

大根が
黄土色部分が、です。

大根も顔の頭が見えているのは3分の1程度で
残りに3分の2は骨に埋まっています。

歯を抜かないといけない原因には

虫歯や歯周病

などがあります。

 

虫歯でもって悪くなった場合、

歯周病で悪くなった場合、

歯の神経を治療した歯で歯が割れてしまった場合、

このような場合には歯を支えている周りには骨があるのですが、

その骨が実は溶けてしまいます。

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骨が溶けるとは一体どういうことなのでしょうか?

 

よく分からないですよね。

 

歯の周りの骨が溶けるということです。

骨が溶けたら歯は支えられませんから歯が抜けます

歯がどんどん抜けていくのです。

 

ほうっておいても抜けてしまうかもしれません。

 

砂の山に棒が刺さっているイメージです。

こんな感じで骨に歯が植わっていると思ってください。

 

砂の山に棒が刺さっています。

砂の山の周囲の砂をを少し削ったら砂が崩れます

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何回か砂を除けていくと更に砂が崩れ、

いつか棒が倒れます。

 

その棒が倒れたら負け、

みたいなゲームを昔されたことがあるかもしれません。

そんなイメージです。

 

骨がなくなれば棒は倒れます。

 

イメージしてみてください。

次に棒を2本、3本立てます。

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その間に砂があるわけです。

砂を除けていきます。

 

1本倒れます。

2本目の棒はどうでしょうか。

 

もちろん距離が離れていれば何ともないかもしれません。

しかし2本目の砂も崩れてますよね。

 

隣の歯の骨も溶けていくのです。

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そうすると何が起こるのか。

 

隣の歯も抜かないといけなくなることがあります。

「歯を抜かないといけない」と診断された歯があったが、

抜きたくなったし

特に痛くなかったし

食事もできていたので

そのまま抜かずに期間をおいていたら

隣の歯まで抜かないといけなくなった。

ということは実はよくあるのです。

 

 

骨が溶けるということはその場のその歯の骨だけが溶けるということではないのです。

骨は繋がっています。

隣の歯の骨まで溶かせます

 

では上の歯ならどうなのか、

下の歯ならどうなのか。

今は横に骨が溶けた場合の話しです。

 

上の骨が溶けた場合、上には何があるのでしょうか。

鼻があります、鼻の部屋があるのです。

 

鼻と口はそれぞれ単体であるものではなく

中で繋がっています

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頭蓋骨をご覧頂くともっとよくわかりますね。

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鼻とお口はこうして

繋がっているんです。

 

「歯を抜かないといけない」と

診断された歯を抜かずに置いておくと鼻の骨まで溶けていきます

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※これはある患者さんの骨の模型です。右上に穴が空いている部分があります。

 

 

鼻の部屋と口を仕切る硬い壁(骨)に穴があいてしまっているのがわかります。

鼻の骨が溶けたらどうなるのでしょうか?

口と鼻は肉で繋がる状態になります。

 

その肉は良い肉でしょうか?

悪い肉でしょうか?

悪い肉ですよね。

 

ですからその悪い肉は除けないといけなくなる時期が来ます。

 

その肉を除けたらどうなるんでしょうか?

 

当然鼻と口には穴があきます。

小さい穴であれば自然にふさがります。

大きい穴であれば塞がらないですね。

穴があいたままになります。

 

通常は食べたものが喉を通り、食道に入り胃に流れていきますよね?

しかし

鼻の部屋と口の部屋を塞ぐ壁に穴が開いていたら

食べ物が鼻に入るんです。

 

食べたものが鼻に入る。

鼻から喉に伝わり食べてしまう。

 

と同時に鼻の入り口からも出てくる。

「食べたうどんが鼻からでてきてしまって困る」

イメージしたくないですよね。

 

実際にそんな方もいらっしゃいます。

 

 

次に下側、下顎で水平でなく垂直に骨が溶けた場合どうなるのか?

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上の顎と違い、下顎には大きい神経、血管が通っています。

例えば腕を怪我した場合を想像して下さい。

ちょっと怪我した場合は血が簡単に止まります。

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大きく腕をバッサリと怪我した場合、血が噴水のように飛び出てきますよね。

ものすごく流れのいい大きい太い神経、血管というのが、奥深くにはいるのです。

下顎にはそういった大きい神経血管があるのです。

そのようなところに骨が溶け、バイ菌が血管の中に入ったら、何が起こるんでしょうか。

全身にばい菌が回ってしまいます。

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全身に口の中のバイ菌が回ってしまったら危険ですよね。

 

心筋梗塞で心臓で倒れてお亡くなりになられた方を心臓の中に何が詰まっているのか調べた先生がいらっしゃいます。

詰まったから心臓が止まってしまったのです。

 

だから心臓病で亡くなられたのです。

詰まったものは何なのか?

いくつもの論文でその詰まったものの中から歯周病菌が発見されています。

口の中にいるはずの歯周病菌が心臓の血管で見つかった

こんな報告、論文がいくつも出ているのです。

 

どこから入ったのでしょうか。

歯周病、実は非常に危険な病気なのです。

 

それが大きい神経、血管のところまで流れ込んだら、大量の歯周病菌が口の中の菌が全身に回ります。

非常に危険なのです。

 

その責任も将来のご自身が取らなければいけません。

 

ですから

なぜ抜歯しないといけないのか?

 

今すでに歯の周りの骨がどこまで溶かされてしまっているのか?

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この状態で置いておくと噛めないのは分かると思いますが、どんなことが起こりうるのか?

それがどういう運命をもたらすのか?

 

ということをぜひキチンとお聞きになり、ご理解になった上で

いつ歯を抜くのか

というのを判断されるようにされたほうがいいのです。

 

ただ今この瞬間のこれを何とか逃れたいという結果が

10年後のご自身が実は大きいものを背負わなければいけないということに直結してしまうことがあるのです。

歯を抜かないといけない

と診断された方は

まずは、ご相談下さい。

 

現状をきちんとお知りになる、それが最も重要なことです。

骨を溶かす前に歯を抜いておけば

その後の「噛める」ように治療することはできるのです。

安心してお気軽にご相談下さい。

噛めない、マスクをしないと外出できない、入れ歯やブリッジで噛めないなどお口のことのお悩みございませんか?まずは安心してご相談下さいね。