ブリッジ治療をする前に知っておきたいこと

もうこれ以上歯を抜きたくないという方へ

歯を抜いた後、ブリッジを選択

実際にご相談を受けた患者さんの
お話です。
お越しになられた時の状態は
奥歯2本を抜歯
抜歯したところに2本を繋いで4本分のブリッジを入れておられました。
歯を抜き、ブリッジを入れたのは数年前です。
ブリッジの治療が終わり
「これでまたもとのように噛めるようになるわ!」と
ほっと一安心されその日から
また元のように喜んでお食事をされていました。
何でもよく噛んで召し上がっていたそうです。
そして2~3年が過ぎました。
お口の中に入っているブリッジが日ごとにグラグラしはじめました。
そして、お食事の度に
噛むと神経に触るような痛みを感じます。
冷たいもの
熱いもの
口に含むとキーンとしみてきます。
それだけでなく
チョコレートなど甘いものを食べた時にも
キーンと痛みを感じるようになりました。
朝、起きてうがいをする時の水さえも
ぬるいお湯を飲んでもキーンとしみるほどにまでなっておられました。
困ったことには
ブリッジを入れていない反対側の自分の歯までもが
グラグラと揺れてきはじめまhした。
これは
何か異常が口の中で起きている!
放っておくと大変なことになるかもしれないと危機感を感じ
すぐに通っていた歯科医院へ行かれました。
すると、このように診断されました。
「残念ですが、この歯は骨が溶け始めているので
歯を抜くしか方法はありません」
歯を抜いた後は
ブリッジがいいですよ、と言われました。
しかし
この方はこう思われたそうです。
「もうすでに、4本の歯を繋いでブリッジにしている部分が
グラグラしだしてこんなに痛くて噛めないのに
さらに、また反対側にブリッジをするんですか?!!???」
そして
そう考え始めると
急に怖くなってきたそうです。
 
 
「反対側のこの歯までを抜いてしまったら、また噛めなくなるんじゃないのか?」
「ひょっとすると。もしかして一生このまま噛めないままの状態かもしれない?」
「そもそも、本当にこの歯を抜かないといけないのだろうか?」
いろいろな
不安が頭をよぎり
職場の方にご相談の紹介で吉本歯科医院にお越し下さいました。

 

歯を抜いた後、まずすすめられるのは「ブリッジ治療」

もうこの歯は抜かないといけない
抜歯しかない
と診断された場合
その後、多くの方はブリッジという治療を選択されます。
歯医者さんも
歯を抜いた後は「ブリッジ治療にしましょう」というご提案をされる先生も
多いです。
歯を失った部分に
「入れ歯とブリッジではどちらがいいですか?」
と先生にご相談されると
ほとんどの先生は
「ブリッジですね」
とおっしゃられます。
その理由はちゃんと、あります。
入れ歯よりも
ブリッジの方が噛んでも痛みを感じなく噛むことができるから
です。
また
入れ歯は自分自身で毎回外し
洗浄剤に入れて毎日きれいに洗わなくてはいけません。
しかしブリッジはいれっぱなしです。
また、脱着式の入れ歯を使うということで
「自分もいよいよ入れ歯なのかあ・・・」という
精神的老化を感じなくてもすみます。

 

ブリッジ治療とは?

ブリッジとはその名の通り「橋」を意味します。
歯がなくなったところの
両隣の歯を支えにして橋渡しをする意味から
ブリッジ(橋)と呼ばれています。
ブリッジにすると
噛んだ時、実は歯茎にはそれほど力が伝わりません。
これに対して
入れ歯は
噛むたびに、ギュウギュウと歯茎に力が伝わっていきます。
歯茎に力がかかると「痛い」と感じるようになります。
歯茎に力がかからないぶん
ブリッジは
噛む時に痛みを感じにくいのです。

ブリッジの最大の短所は?

ブリッジは両隣の歯を大きく削り(健康な歯を削ります)
ひっかける場所を作ります。
両隣の歯にひっかけている状態のものが
ブリッジです。
ブリッジは
鉄棒に子供がぶら下がったようなものだと
お考え下さい。
両方の支えの2本の棒に
ぶら下がっているという状態ですね。
これを口の中とお考え下さい。
この状態で噛みます。
噛んだ時に、力はどこにかかりますか?
力が最もかかっているのは
両隣の歯です。
つまり
削られたあなた自身の健康な歯に
もっとも負担がかかっているのです。
ブリッジの大きなデメリットは
両隣の削って支えにしている健康な歯に
大きな負担がかかってしまう
ということです。

噛めなくなるまで痛みを感じないことがブリッジの落とし穴

しかし
先ほどお話しましたように
噛んでも歯茎にはそれほど力が伝わりませんので
「痛い」とは自覚することはできません。
両隣のご自身の歯で噛む力を受けているわけですので
歯茎そのものにはあまり力がかかっていません。
比較的大きな力がかかってはいても
「痛い!」というところまで感じないのです。
そこが大きな落とし穴でもあります。
さらにブリッジは入れ歯のように
毎回毎回取り外しを行ったりはしません。
自分の歯と同じような見た目です。
見た目は自分自身の歯とほぼ、同じです。
ですので違和感を感じないんですね。
そういった意味で安易に
歯を抜いた後にブリッジを選択される方は
非常に多いのです。

ブリッジの限界

しかし
ブリッジにも限界の時期が必ずやってきます。
症状として
■ブリッジがグラグラしてきた
■ブリッジで噛むと痛い
といった症状がではじめた頃には
もうすでに手遅れになっていることは
非常に多いです。
手遅れとは
何を意味するかと申しますと
ブリッジを支えていたご自身の歯(削られた健康な歯)が
ダメになっていく、ということなのです。
削られた健康な歯の根っこを支える骨が溶けている
削られた健康な歯の歯の根っこが割れていたり
削られた健康な歯が欠けていたり
といった状態になっているケースが非常に多いのです。
 
 
ブリッジがグラグラして噛めなくなったんです。
ブリッジが外れそうで噛むと痛いんです。
 
というご相談でお見えになられるケースがとても多いのですが
その多くはブリッジを支えていたご自身の歯の根っこが
折れていたりダメになっている場合がほとんどです。
そうなった場合には
もういよいよ歯を抜いてしまわなくてはいけない
ということになります。

ブリッジで噛んでいると健康だった歯まで抜かなくてはいけなくなる

ブリッジをすると
隣の健康だったご自身の歯が揺さぶられ
根っこごとダメになってしまうという
ことなのです。
そのことを
多くの方がご存じありません。
歯を抜かないといけない状態になってはじめて
「ああ、そういうことだったんですか」
とお知りになることがほとんどです。
どの方も
「こんなことになるならブリッジをする前に教えてくれていたら良かったのに」と
悔やまれます。

 

ブリッジがダメになると歯を抜く選択しかない

 ブリッジ部分がグラグラになって噛めない状態にまでなってしまうと

歯を抜くしか方法がなくなります。

 

残せる場合もありますが、ブリッジで長年噛み続けてこられた方のお口の中は

ブリッジをひっかけている健康だったご自身の歯まで

骨が溶けていたり

根っこが割れているケースが少なくはありません。

 

そうなると歯を抜いて

入れ歯という選択になります。

 

ブリッジ治療をすでにお受けになっている方の場合

もうすでに
ブリッジ治療をお受けになられた方であればぜひ気をつけて頂きたいことがあります。
先ほどの患者さんのように
ブリッジが入った途端に
「さあ、これで噛めるぞ」
「さあ、これで普通の食事ができるぞ」
と今までのご自分の歯があった時と同じようなお食事の仕方
お食事の内容をされていると
大変なことになってしまいます。
そもそも
ブリッジには自分の歯と同じように
噛める能力(性能)など、ありません。
 
ブリッジ=橋渡し
なんです。
5本の歯をつないでブリッジにしているということは
通常5人で支えなくてはいけないところを
たったの3人で荷物を支え続けるということです。
しかも
奥歯にかかる力が
前歯の何十倍もの力になるのです。
ブリッジを選択される場合には
今まで通りの噛む力で食事はできない
ということを
知っておかれて下さい。
歯を抜かないといけないと言われた
歯を抜きたくない
抜歯が必要かどうかを診て欲しい
歯を抜いた後どうなるのか知りたい
歯を抜いた後の治療の選択肢に迷っておられる方は
まずはご相談下さい。
その時は
歯を抜かれる前
ご相談をなさって欲しいのです。
その後に選ぶ治療によって
歯の抜き方がまったく違ってくるから、です。
ただ、抜いて傷口を塞げばいいというものでは
ないのです。
人生100年の時代に突入しています。
歯がない
噛めない状態で日々を過ごす苦しみを
私は毎日のようにお悩みの患者さんと向き合うことで
知っています。
今がよければそれでいい
ではなく
10年後もきちんと噛むことができるために
どうすればいいのか?
を知って頂きたいと、思います。

安心してお気軽にご相談下さい。

噛めない、マスクをしないと外出できない、入れ歯やブリッジで噛めないなどお口のことのお悩みございませんか?まずは安心してご相談下さいね。