ブリッジで噛めなくなる理由

歯を抜いた後、多くの方の選択肢は

ブリッジ

入れ歯です。

実際に歯を抜くことになった時、

「歯を抜いた後の治療の提案」としてほとんどの場合、

取り外し式の入れ歯か

両隣の歯に固定するブリッジ

ということが提案されることが多いです。

 

最近では自立型のインプラントというのを勧められる先生も増えてきました。

歯を抜いた後

患者さんは

①入れ歯

②ブリッジ

③インプラント

いずれかの治療を受けることになります。

 

そして、ほとんどの方は歯科医院に行ってそのような治療をすれば治る、噛めるようになると思われている方が多いと思います。

このページをお読み頂き

ぜひ

できることと

できないことがある

ということを知っていただきたいと思います。

 

 

ブリッジについて

歯を抜いた後

多くの方が入れ歯ではなくブリッジを選択されています。

それはなぜでしょうか?

 

ブリッジとは歯がなくなったところの両隣の歯を支えにして橋渡しをするのです。

橋渡しをしますので、ブリッジと言われるわけです。

 

歯を抜いた患者さんが「入れ歯かブリッジかどっちがいいですか?」

と先生に質問されると、ほとんどの先生はブリッジがいいとおっしゃられます。

理由は

入れ歯よりもブリッジのほうが比較した時に

噛んでも痛みを感じなく噛めるからです。

 

 

入れ歯について

では入れ歯というのはどういうものかご存知でしょうか?

入れ歯というのは歯茎の上に脱着式の装置を乗せてそこに存在するというような状態です。

歯茎という肉の上に乗っかっているだけの道具です。

脱着式です。

自分で着けたり外したりできます。

 

脱着式ですので咬む力が加われば動くんです。

歯茎の上に乗っていますので、噛む力が加わればご自身の歯茎を押し付けます。

この写真のように肉を押さえればへこみます。

イメージ的にはご自身の手の平を指で押してみてください。

ご自身のお肉が変形しますよね。

これが入れ歯です。

ちょっとした力でもって押さえるだけでお肉は変形し、こすれて痛みを感じる。

場合によっては強く押し続けることによって怪我をする、傷をする、出血するということになります。

入れ歯が変形していくのではなく

入れ歯を入れているご自身の歯茎や骨が変形していくのです。

 

 

ブリッジをすると隣の歯がダメになっていく理由

ではブリッジにするとどうなるのか?

ブリッジにすると歯茎にはあまり力が伝わりません。

両隣の歯に引っ掛けている状態です。

 

ちょうど鉄棒にぶら下がったとイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

両方の壁にぶら下がっているという状態です。

つまり噛んだ時に力はどこにかかるのかというと、両隣の歯にかかるわけです。

両隣の削って支えにしている歯に

大きな負担がかかってしまうのです。

 

両隣のご自身の歯で力を受けますから歯茎にはあまり力がかかりません。

比較的大きな力がかかっても痛いということを感じないのです。

ですので、ある程度の力がかかっても痛みとして感じません。

 

ブリッジと入れ歯を比較すると入れ歯によりもブリッジのほうが痛くないということで重宝がられます。

また取り外しを通常しませんので見た目に違和感が少ないし、

自然な感じに見えたり、掃除するところを他の人に見られたりということが少ないのです。

ただ両隣と繋げていますので、掃除はしにくくなります。

掃除がしにくくなりますので、汚れが溜まりやすかったり、

両隣の歯が悪くなりやすかったりということがありますので、注意が必要です。

 

つまり、入れ歯にせよブリッジにせよあくまでも噛むための道具だということです。

道具のひとつなんだということです。

 

そしてそれぞれの道具には当然

メリットとデメリットがあります。

 

入れ歯でできること

入れ歯でできないこと

ブリッジでできること

ブリッジでできないこと

をぜひ先に知って頂きたいと思います。

 

 

ブリッジでは噛めない

多くの方はブリッジで噛めないということをご存じないわけです。

 

私の医院にはブリッジをされている方がお越しになった時

ほとんどの方は「え?噛んじゃいけないんですか?」と驚かれます。

普通にせんべい食べてました。

普通に噛めるものだと思っていました。

硬いものを噛んじゃいけないなんて聞いたことがありません。

そう、おっしゃられます。

先程のように入れ歯とブリッジの比較では、

ブリッジが噛めないという話があまり出てこないのです。

 

 

歯を失う順番の第一位は「奥歯」なんです。

ではどういうことでしょうか?

 

お話しますね。

私たちは一番最初に大人の歯が生えてくるのは第一大臼歯、前方から数えて6番目の歯です。

つまり奥歯ですね。

多くの方が初めて歯を失う、初めて歯を抜かないといけないという場合にはこの6番目の歯を失うのです。

 

6番目の歯を失った状態になった時

「ここにはブリッジをしましょう」ということになります。

 

6番目の歯を失った場合、6番目の前後の歯は5番目と7番目ということになります。

ブリッジの設計としては5番目と7番目を土台とした5・6・7というブリッジが作製されることが多くなります。

6番目の歯がなくなるまではここの部分は5・6・7の3本の歯で柱を支えていました。

しかし6番目の歯がなくなったわけですので

5番目と7番目この2本で3本の歯を支えるというふうになるのです。

3人の社員がしていた仕事を

2人でこなすようになるわけ、です。

 

単純に考えると3本の歯を2本で支えるわけです。

支えられる柱に掛かる力というのは1.5倍になります。

ですから今までと同じ力で噛んだ場合には本来受けられる力の1.5倍の力がかかるというふうに勘違いしてしまうことが多いんですね。

 

実はこれ勘違いなんです。

 

歯の大きさは全部違う

歯の大きさというのは全部違うのです。

お口の中には通常親知らずを除いて考えると上下左右7本ずつ合計28本の歯があります。

この28本、実は全部形も大きさも違うのです。

つまり役目役割が違うのです。

 

お父さんがいて

お母さんがいて

お兄さんがいて

お姉さんがいて

妹がいて

弟がいて

赤ちゃんがいて

というように

歯にもそれぞれ違いがあるのです。

他の歯が取って代われるというものでもないのです。

 

具体的に何が違うかというと、特に5番目と6番目の歯では大きさが違います。

そして根っこの本数が違うのです。

 

 

5番目の歯は通常根っこは1本です。

それに対して6番目の歯は根っこが3本もしくは4本あります。

5番目の歯と

6番目の歯は根っこの本数が違うことを

知って下さいね。

例えばカメラの三脚をイメージして下さい。

「カメラ site:http://www.8181118.com/」の画像検索結果

三脚であれば足が3本あります。

3本ありますので自分で立つことができます。

自立してその上にカメラを設置することができます。

倒れませんよね?

 

それに対してカメラに1脚というのがあります。

カメラを好きな方でなければご存知ないかと思いますが、

カメラには3脚というものと同じように1脚というのがあります。

1本の足です。

ですから簡単に倒れてしまうのです。

カメラの1脚は基本的に人間が手で持って使います。

手で支えて、手で持って使います。

そして足を添えてぶれないようにということが主流で使われるのです。

つまり3本の足だと動かない。強い力を支えられる。

しかし1本の足だと弱いのです。

 

話は戻りますが、6番目の歯を失うということは1本の歯を失うだけではなく、3本の柱を失うということを意味します。

7番目の歯も実は根っこ(足)が3本あります。

5番目6番目7番目の歯で力を支えているということはつまりどういうことか?

5番目の歯の足は1本もしくは2本です。

6番目は3本、7番目は3本です。

 

もし仮に5番目の足が1本としたならば、1本・3本・3本です。

合計7本もしくは5番目の足が2本の場合には8本の柱で支えていたのです。

そのうちの3本を失うということです。

7本で支えていたものを手前は1本の柱、後ろは3本の柱、4本で支えるのです。

しかも手前と奥では本数が1本と3本 違うんですね。

形も大きさもまったく違うのです。

イメージ的には長い机を移動させると思ったときに、

大人2人で長い机を持って移動させればその両方には同じ力が掛かります。

 

しかし小さい子供と大人が持った場合どうでしょうか?

同じように大きい重たい机を運んだときには、小さい子供のほうが最初にギブアップ

疲れてしまうのではないでしょうか。

ただ単に7本の柱で支えていたものを4本で支える。

もしこの4本の前後が2本2本であれば両方が均等に支えることになります。

ところが、片方は3本の足を持つ強靭な存在。

片方は1本の足しかもっていない弱い子供。

片方は大人で片方は小さい子供で荷物を運ぶのと同じ状態になるのです。

手前の歯には本来受けていた力の何倍、何十倍もの力がかかってしまうのです。

 

ブリッジにすると隣の歯がダメになる理由

ブリッジは5番目と7番目をつないで作成した場合、

5番目の歯のほうが実は早くダメになるケースが多いのです。

 

つまりブリッジになると固定式で比較的見た目もよく、多少の力で噛んでも痛くは感じない。

しかしながら本来の6番目の歯があったときと同じ力が加わると簡単に壊れてしまうということです。

柱の本数が減ったわけですから減った本数で十分耐えられる状態の力以上の力を掛けては危険だということです。

まず本数の話をさせていただきました。

 

ブリッジの作り方

次にブリッジの作るときの作り方です。

実はブリッジの利点は違和感が少ないと言われています。

入れ歯の場合は元々あった歯の他に歯茎のようなものや前後の歯に引っ掛ける装置、クラスプと言いますけれども、引っ掛ける針金があります。

その分元々の歯の場所よりも大きくなります。

これは両隣の歯を削っていないから、削る量が少ないから大きくなるのです。

 

ではブリッジはどうなんでしょうか。

ブリッジは両隣の歯をいっぱい削ります

 

いっぱい削るので、削った部分がブリッジの強度になるのです。

 

いっぱい歯を削れば削るほど強度が上がるのです。

ブリッジが壊れにくくなるのです。

 

横幅や高さが大きいものを作って幅を持たせて、

高さをあげて強度を持たせようとします。

すると噛んだときに他の歯に比べ、そこが早く当たったり、舌を噛みやすくなったり、ほっぺを噛みやすくなったりしてしまうのです。

 

ですから、いっぱい歯を削ってそこにブリッジをして最終的な形態が元々の歯の形態の程度、もしくはやや大きめになるようにしか作製できないのです。

ほんの少ししか削らない接着ブリッジというのもあるのですが、

それは特殊な強度のある金属であったり、特殊な接着技術を用いたりすることによってはじめてできます。

薄い金属だと強い力がかかったときにすぐに曲がってしまったり、

変形してしまったり、

外れてしまったりしてしまうのですね。

 

ですから接着ブリッジはよく多くの方がダメになるとおっしゃられる先生が多いわけです。

 

保険で認められている接着ブリッジはそもそもの本来の開発された接着ブリッジとはまったく違う金属が採用されています。

接着ブリッジの開発を知っている研究者に言わせれば、

そもそもそんな厚み、そんな弱い金属で作れば元々の接着ブリッジの効果は発揮されないということです。

 

通常ブリッジは両隣の歯の全面全周を削った形態が採用されます。

そして強度を確保するために、いっぱいの歯の量を削るわけです。

さらに一体化された金属の塊を両隣の歯の上にガバッとのせるという設計が多くなされるわけです。

 

いっぱい歯を削るわけですから歯はしみます

金属製ですから熱の伝わりがはやいのです。

冷たいもの、

熱いものが

感じやすくなります。

冷たいものを飲んだ時

「あ、しみる!」となるわけです。

 

人によっては

しみるだけではなく

ズキズキと熱によって火傷をして歯の神経が死んでしまうこともあります。

それは困りますよね。

 

ですからそういう可能性がある場合には、

ブリッジをする前に歯の神経の治療というのが行われます。

ふたつのものを同じ方向からでしかつなげないのです。

たまたま同じ方向を向いている歯をつなげる場合には

歯の神経を触らずともブリッジを作製することができます。

 

しかしながら、ほとんどの多くの場合、

失った歯の両隣の前後の歯は向きがずれていたり、

まったく同じ平行ではなくて、ずれていたり曲がっていたりするのです。

 

そこへ同じ方向からでしか入れることはできませんので、削る量はさらに増えます。

 

歯の神経に触れる可能性がある場合には

まず最初に

①歯の神経の治療

②ブリッジ作製

という手順になるのです。

 

 

歯の神経治療をしたらどうなる?

では歯の神経の治療をしたら一体どうなるのでしょうか?

土台の向きを変えることができます。

違った向きに生えていた歯をつなぐいうことができるのです。

 

では強度的にはどうでしょうか?

 

例えば木の枝をイメージしていただくと、曲げたらたわみます。

しかし枯れ木を曲げるとすぐにポキンと折れてしまいますよね。

歯も実は一緒です。

 

歯の神経が生きている歯はたわむことができるのです。

力に対する抵抗力があるのです。

 

しなることができて、すぐには折れないのです。

 

しかし歯の神経を取った歯は枯れ木と一緒です。

力がかかるとその力によって歯が折れやすくなってしまうのです。

強度がほんとに弱くなってしまうのです。

ただでさえ噛むのに力がかかります。

本来の力よりも大きい何十倍という力がかります。

さらに歯の神経を取ってしまうと元々あった歯の強度をさらに弱くしています。

 

さらに耐えられない強度がかかってしまうのです。

 

 

ブリッジの寿命は7~8年

一般的にブリッジ治療は7~8年の寿命と言われています。

もって10年。

たまたま生きている歯同士でつなげていたらもっと伸びているかもしれません。

しかし、その程度しかもちません。

 

これは保険で治療したからとか、

自由診療で治療しているからということではありません。

 

両隣の支えとなる歯の

歯の神経を取っているのか?

歯の神経が残っているのか?

強度があるのか?

強度がないのか?

本来の力のどの程度の力を支えることになっているかどうか、

ということが実は大きな影響を及ぼします。

 

 

歯を支えているのは

次に歯を支えているのはです。

そもそも神様は人間を作るにあたり歯を支える骨は本来受け持つ力に耐えられる程度の骨しか作っておりません。

当然ですよね。

 

人という動物が作られたときまさかブリッジという治療が行われ、

本来の力の何倍もの力がかかっていくというふうに、力のかかりかたが変化するなど、

進化という過程において想定された範囲ではないはずです。

 

 

つまりブリッジの土台の歯には本来受け持つ力の何十倍という力がかかるのです。

 

さらには歯を支えている骨にも同じように力がかかっていくということです。

 

骨に力がかかっていくと、いったいどうなるのでしょうか?

 

これは地盤と考えていただくと分かりやすいです。

「地盤 site:http://www.8181118.com/」の画像検索結果

弱い地盤の所に家を建てるとどうなりますか?

固い地盤の所に家を建てるとどうなりますか?

 

固い地盤であれば大丈夫ですね。

 

しかしながら本来、平屋しか建てられないような弱い地盤の上に

とんでもない大きなビルを建ててしまったら、当然ですが地盤が壊れてしまうのです。

地盤=歯を支えている骨

のことです。

 

これは歯を支えている骨がその噛む力に耐えられないということです。

ですからブリッジそのものが壊れずとも、

ブリッジを支えている歯自体が壊れずとも、

その歯を支える骨がその噛む力に耐え切れずに崩れしまう骨が溶けてしまう、ということにつながります。

歯の周りの骨が溶けます。

 

それは歯の周りの病気、つまり歯周病として扱われてしまいます。

ブリッジという「耐えきれない噛む力によって骨が溶けた」にもかかわらず

「歯周病ですね、歯を抜かないといけなくなりますね」

最終的診断ではそうなるのです。

ですから歯周病で歯を抜かないといけないという人がすごく増えておりますけれども、

ブリッジが原因で歯周病というふうには統計上の数値として表れてこないのです。

 

さらには健康な方でブリッジをした場合と、

タバコを吸われている方でブリッジをした人では、これも大きく変わってくるのです。

歯を支えている骨や肉には栄養が必要です。

その栄養は血管からきます。

「血管 site:http://www.8181118.com/」の画像検索結果

タバコを吸われている方はその血管が細くなり栄養が届きにくくなってしまうのです。

 

血流がよく栄養状態が良い方はケガをしても比較的早くその傷、ケガは治ります。

 

しかしながらタバコを吸われている本数、年数が多い方は傷を治すための栄養が十分に補われません。

「タバコ site:http://www.8181118.com/」の画像検索結果

歯の周りの骨や肉が簡単になくなってしまいます。

 

つまり歯がなくなった後、入れ歯にするかブリッジにするか、どちらかを選ぶ方が多いのですが、

あくまでそれは噛むための道具であって本来のご自身が持っている生きている歯と同じ強度を回復できることはできないのです。

 

歯を失ったときには

入れ歯にする

ブリッジにする

インプラントにする

あるいは何もしない

 

この中から選ばれますが、どれもご自身の歯に取って代わるものではないのです。

 

残念ながら歯を失った後の治療としては元々の生きている歯を支える本数だったり、力を支える能力は完全に落ちてしまうのです。

 

ですからあなたご自身がどのようなお食事をされていきたいのか?

何年ご自分の歯をもたせたいのか?

 

他の歯に対する噛み合わせやバランスということを考えて治療を選択する必要性があるのです。

そしてまた

そもそもなぜその歯を抜かないといけなくなってしまったのか?

その歯を抜かないといけなくなった原因ということがあるのであれば、

それに対する処置も行っていなければ、当然また壊れやすくなってしまうのです。

是非々いろんなことを考える必要がありますので知ってください。

咬み合わせが重要な理由

安心してお気軽にご相談下さい。

噛めない、マスクをしないと外出できない、入れ歯やブリッジで噛めないなどお口のことのお悩みございませんか?まずは安心してご相談下さいね。